【書評】Search Inside Yourself / チャディー・メン・タン

折角、昨日の記事でSearch Inside Yourself の事について触れたので、その本について本日は書こうと思います。

瞑想を運動と同じように当たり前の物に

「瞑想」と聞いて、みなさんどういうイメージを浮かべるでしょう。私はなんとなくスピリチュアルやオカルトといった怪しさが付きまとっていました。
また、私も瞑想自体には興味があって(漠然と"やるといい"と色んな記事に書かれていたからです)試したことがあったのですが、結局「どうやればいいのか」や「どうなったら成功なのか」がイマイチ分からず、すぐにやめてしまいました。呼吸に集中するって、結局なんでそんなことをしないといけないの?どういう感覚になったらいいの?となってしまったのです。

この本はそんな瞑想のスピリチュアルなイメージを塗り替える為の本です。更に、瞑想をどのように訓練していけば良いかが書かれた本です。

スピリチュアル性の排除として非常に大きい点として、著者及び本研修プログラムの考案者はGoogleのエンジニアです。著者のメンは非常に論理的かつ客観的に瞑想による効果の検証や関連する脳科学の論文を引用しています。協力者も禅修行にプロだけでなく(このような方も勿論必要なのですが)、脳科学者や社会学者といったデータに基づく分析のプロが関わっています。瞑想を行うことにより神の声が聞こえ、悟りが開けるといったことは、一切この本には出てきません。脳や神経にどのような効果があり、それがどう実社会の生活に役立っていくのかが明瞭に書かれています。(あ、ただ"幸せな気持ちになれる"という言葉は頻繁に出てきます。そしてそれはデータによって実証済みなのです)

また、本書はGoogleの研修カリキュラムを元にして1冊の本にした物です。その為、瞑想やその他エクササイズのステップも詳しく書かれています。それによって、誰でもこの本を読むことでそのトレーニングに取り組むことが出来るようになっています。(ちなみに、日本でもこのプログラムを受けることが出来ますが、10万円以上の費用がかかります!それが数千円でできると考えると、お得に思えませんか!?)

内容として惜しいと思うのは、色んなエクササイズが順序立てて書かれているのですが、それらをどれくらいの期間やればいいのか(もう少し正確に言うと、どうなったら次のステップに進んで良いのか)が書かれていません。その為、自分自身の独学でカリキュラムを進めていくとき、少し難しいかな、と感じました。

瞑想にちょっとでも興味があった方、もしくは会社で成功したいと思う方、もしくは(著者と同じように)世界を平和にしたいと思う方には、とてもオススメの本です。

この本を切っ掛けに、私は毎日瞑想をするようになりました。具体的な効果は…自分ではまだ分かりません。ただ、周りの意見を前よりも落ち着いて聞けるようになったような気がします。

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